請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 797 件名 憲法改悪のための国民投票法案を廃案にし、第九条を守り、平和のためにいかすことに関する請願
要旨  日本国憲法は、悲惨な戦争と専制政治への反省から、人々の平和と民主主義への願いを込めて生み出された。中でも戦争の放棄を定めた第九条は、二一世紀の世界の在り方を示すものとして、平和を愛する国内外の人々の熱い支持を集めている。しかし、今、憲法第九条を変え、日本を再び戦争する国にしようとする動きが強まっている。国民投票法案にかかわる世論調査では、国民の多くが内容を知らず、制定を急ぐ必要がないと回答している。国民投票は単なる手続にとどまらず、憲法改正の在り方に深くかかわってくるものであり、国民の十分な理解が前提である。国民投票法案の成立を急ぐことは、法案の問題点を国民が理解しないうちに強行しようとするもので、手続的にも問題である。日本国憲法が掲げる平和、人権、民主主義の理念の破壊に道を開く国民投票法案には反対である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「日本国憲法の改正手続に関する法律案(国民投票法案)」を廃案にすること。
二、憲法改悪に反対し、第九条を守り、平和のためにいかすこと。

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