請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 575 件名 国民投票法案廃案に関する請願
要旨  自民党、公明党は、「日本国憲法の改正手続に関する法律案」(以下「国民投票法案」)の成立を目指している。国民投票法案は憲法を変えようとしなければ必要のない法律であり、今回の動きは、二〇〇五年の自民党の新憲法草案決定、民主党の憲法提言発表に見られるとおり、憲法第九条を改定して、日本をアメリカと共に海外で戦争する国に変えることと一体と言わなければならない。しかも、国民投票法案は改憲しようとする勢力に都合のいい、非民主的な内容になっている。第一に改憲のためのハードルを低くする仕組みとなっている。第二に改憲派に圧倒的に優位な宣伝を保障する内容となっている。第三に公務員と教育者の国民投票にかかわる運動を禁止するという約四〇〇万人に上る人々の自由を侵害している。これらは、憲法の理念に反するとともに、平和、人権、民主主義を掲げる現在の憲法の破壊に道を開くものである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国民投票法案は廃案とすること。

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