請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 449 件名 安全・安心の医療と看護の実現に関する請願
要旨  医療事故をなくし、安全・安心で行き届いた医療・看護を実現するためには、医療従事者がゆとりと誇りを持って働き続けられる職場づくりが不可欠である。しかし、医療職場はかつてなく過酷になっており、医師や看護師等の不足が深刻化している。看護職員は仕事に追い回されて疲れ果て、「十分な看護が提供できている」という回答は一割にも届かず、四分の三が辞めたいと思っているほどである。欠員を直ちに補充するとともに、大幅増員を実現することが求められている。過酷な労働実態を改善するため、夜勤日数の上限規制などの法整備が必要である。安全・安心のコスト保障が必要であり、診療報酬などによる財政的な裏付けが求められている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、医師・看護師など医療従事者を大幅に増員すること。
二、看護職員の配置基準を、夜間は患者一○人に対して一人以上、日勤時は患者四人に対して一人以上とするなど、抜本的に改善すること。
三、夜勤日数を月八日以内に規制するなど、「看護職員確保法」等を改正すること。

一覧に戻る