請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 62 件名 庶民大増税の中止に関する請願
要旨  高齢者は、二○○五年に所得税、二○○六年に住民税が増税となり、問い合わせや抗議が市町村に殺到している。これは、二○○四~二○○五年度の税制改正で年金課税を強化したためである。二○○六年、定率減税半減によって所得税・住民税増税が実施された。さらに、政府は、定率減税廃止に続き、各種控除の縮小・廃止など庶民増税を進めようとしている。「骨太の方針」では、歳出・歳入一体改革と言って、社会保障など暮らしの予算を削り、消費税など庶民増税を押し付ける計画である。これらが実施されると、年収五○○万円の四人家族では、五五万円の大増税となる。勤労者の給与が減少しており、大増税されたら暮らしも営業も景気も更に悪くなってしまう。社会保障や財政再建の財源は、無駄な大型開発や軍事費を見直して税金の使い方を変え、さらに空前の利益を上げている大企業や大資産家に応分の負担を求めればつくることができる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、今、実施されている高齢者への大増税は、直ちに中止し、見直すこと。
二、定率減税廃止や所得税・住民税の各種控除の縮小・廃止をやめること。
三、消費税の増税をやめること。

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