請願

 

第166回国会 請願の要旨

新件番号 22 件名 すべての子供に行き届いた教育を進め心の通う学校をつくることに関する請願
要旨  私学の学費は公立の約五倍、初年度納付金は約七倍にも達している。長引く不況、失業率の増加は家計を圧迫し、特に私学に通う家庭の教育費には大きな負担が掛かっている。今後の園児や生徒の減少を考えると収入減を補うために学費値上げが予想され、学業の継続にも深刻な影響を与える。また、不登校、いじめ、学力低下、学級崩壊など学校教育は困難に直面している。すべての子供たちに行き届いた教育を保障するために、私学助成を大幅に増額し、父母負担の軽減と私学経営の安定化、教育条件の改善、特に三〇人学級の速やかな実現、教職員定数増の実現が必要不可欠である。
 ついては、次の事項について速やかな実現を図られたい。

一、国の教育関係予算を大幅に増やすこと。
二、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。
三、行き届いた教育の実現に向け、三○人以下学級実現のための措置を講じること。
四、教育費減税を実現すること。
五、授業料直接補助を実現すること。
六、学費の滞納や経済的理由による退学者が出ないように、授業料減免制度を継続・拡充すること。
七、施設設備を改善するために施設設備補助を実現すること。

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