請願

 

第165回国会 請願の要旨

新件番号 1227 件名 サービス利用の制限や負担増など介護保険の改悪に反対し、改善を行うことに関する請願
要旨  介護保険制度は「利用料が高過ぎて必要なサービスが利用できない」「生活を圧迫する重い保険料」「三○万人を超える特養ホーム待機者」「劣悪な労働条件で働く介護労働者」など、改善すべき問題は山積みしている。しかし、政府の見直し法は、国の負担を減らすために、介護サービスの利用を制限する、部屋代・食費の利用者負担を大幅に増やす、保険料を引き上げるなど、国民の負担を増やし、高齢者・家族の不安をかき立てるものである。
 ついては、国の責任で高齢者が安心して介護が受けられるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、国庫負担を大幅に増額し、次の事項を実施すること。
 1 保険料の減免制度をつくること。低所得者の利用料を三%とすること。
 2 特養ホームなど、介護施設の部屋代・食費や通所サービス利用者の食費の全額自己負担化をやめること。
 3 要支援、要介護一の人のヘルパー利用など従来の介護サービス利用を十分保障すること。
 4 介護予防や老人健診などを介護保険化する計画をやめ、高齢者保健福祉施策として拡充すること。
 5 ヘルパーなど介護労働者の労働条件を国の責任で改善すること。
 6 施設や居宅サービスの基盤整備を国と自治体の責任で進めること。

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