請願

 

第165回国会 請願の要旨

新件番号 459 件名 年金・医療制度改革に関する請願
要旨  急速に進行する少子高齢社会の中で、社会保障制度に対する国民の不安感は根強いものがあり、税制を含めた一体的な改革が進められている。平成一六年の公的年金改革に続いて介護・医療制度についても、給付水準の抑制と高齢者の負担増を中心とした見直しが行われた。税制面では、昨年から年金受給者に対する課税が強化されており、年金受給者にとって厳しい状況となっている。高齢者が安心して老後を暮らせる社会保障制度の確立が、切実な願いであり、今後の制度改革及び税制改革に当たっては、高齢者の生活実態を十分踏まえて対策を講じられるよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、年金の給付水準の維持
   公的年金の給付水準については、老後の所得保障としてふさわしい水準を維持し、少なくとも現役世代の平均手取り年収の五〇%以上を確保すること。
二、高齢者医療制度の改革
   新たな高齢者医療保険制度の創設に当たっては、高齢者の生活実態に配慮し、高齢者の保険料負担や患者の一部負担金等が過重にならないよう配慮すること。

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