請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 1611 件名 すべての子供へ、行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  憲法・教育基本法・子どもの権利条約に基づいて、一人一人の子供たちに確かな学力を保障し、希望をはぐくむ教育を実現することは、父母・国民の願いである。しかし、増え続けるいじめや不登校、続発する少年事件など、子供や教育をめぐる状況は深刻なものとなっている。このような子供と教育の状況を解決するためには、教育予算の増額、三〇人学級の実現や複式学級の改善など行き届いた教育条件の実現が欠かせない。
 ついては、人間をはぐくむにふさわしい、ゆとりある教育条件を備えた学校をつくるため、次の事項について実現を図られたい。

一、行き届いた教育を進めるために、教育予算を増額すること。
二、どの地域の子供にも等しく教育を保障するために、義務教育費国庫負担制度をなくさず、堅持・充実すること。
三、国の責任で小中高の三〇人以下学級と、教職員定数増を行うこと。私学で三〇人学級を行うための特別助成を実施すること。
四、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実施すること。
五、障害児学級・学校・寄宿舎をなくすのではなく、増やすこと。通常学級に在籍する障害児等の教育条件を整備すること。
六、就学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを後退させず、充実すること。教育費減税を行うなど、教育費の父母負担を軽減すること。

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