請願

 

第164回国会 請願の要旨

新件番号 1212 件名 太平洋パイプライン計画への日本の協力・融資に関する請願
要旨  太平洋パイプライン計画において、現在予定されているターミナル建設地であるアムール湾西岸(ペレボズナヤ湾)は、数々の小島で取り囲まれた浅い湾でタンカーの航行に危険が伴うこと、油流出事故の発生リスクも高いことなどからロシアの環境団体が調査報告書を出し、問題が指摘されている。また湾周辺にはロシア最古の国立公園及び唯一の海洋保護区が存在し、絶滅寸前のアムールひょうを始めとする希少な野生生物が生息しているため同計画による地域の生態系への影響が懸念されるが、これらはターミナルの建設場所をナホトカ湾近辺に変更させることによって回避できる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、日本政府は、ターミナル施設の建設予定地がアムール湾・ペレボズナヤ湾付近である限り、同計画に対する国際協力銀行などを通じた公的融資を行わないこと、及び民間融資を支援・促進しないこと。

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