請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 2421 件名 郵政民営化に反対し、公共サービスを拡充することに関する請願
要旨  郵政事業は、一三〇年の歴史を持ち市民・利用者、地域社会になくてはならない公共サービスを提供してきた。経済の停滞が続く中、過疎化や地域社会の衰退が進み、高齢化社会の到来とあいまって郵便局が地域のコミュニティーとして果たす役割はむしろ増大している。阪神淡路大震災や中越地震の際にも住民のライフラインを守るために郵便、貯金、簡易保険は民間では果たし得ない役割を果たしてきた。郵政事業が民営化されれば、地方でも都市でも郵便局の統廃合は避けられず、郵便、貯金、保険のユニバーサルサービスも維持されなくなる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、郵政事業の民営化は行わないこと。
二、第三種郵便、第四種郵便など、社会福祉目的で低料金に維持されている制度を存続すること。
三、郵政事業を市民・利用者、地域社会の活性化のためにいかし、発展させること。

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