請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 2335 件名 臨床心理職の国家資格創設に関する請願
要旨  心のケアは身近な問題となっており、年齢、職業、健康などにかかわらず、必要とするときに専門的な援助を受けることのできる体制の整備が求められている。さらに、地震等の災害や事件事故の発生時に、迅速かつ適切に支援が行われることも必要である。心の問題に専門的にかかわる職種として、臨床心理士があり、文部科学省所管の民間資格として一六年前に誕生した。既に一三、○○○名近くが教育、医療・保健、福祉、司法、矯正・保護、産業など様々な領域で働いており、養成も全国一三三校の大学院修士課程で行われている。心のケアの充実を図るためには高い資質を有した専門職を養成し、確保することが不可欠である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、教育、医療・保健、福祉、司法、矯正・保護、産業等の様々な分野で、国民の心のケアに貢献することのできる国家資格を創設すること。
二、臨床心理業務においては、専門職としての責任と裁量を持つと同時に、医師を始めとする各分野の関係者と適切な連携が図られるよう位置付けること。
三、臨床心理職の養成は、国際的な水準(六年制レベル)を満たすものとし、長期間の実習も含めた専門教育訓練を必要とすること。

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