請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 658 件名 無年金障害者の早期救済に関する請願
要旨  二〇〇二年八月、坂口厚生労働大臣(当時)は、無年金障害者に対する「坂口試案」を公表した。これを機に、無年金障害者の救済策について厚生労働省内での検討が再開されることは、無年金障害者をなくすための新たな一歩である。一日も早い救済策を願っている全国の無年金障害者とその家族、関係者は、今後の推移を熱い思いで見守っている。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、無年金障害者の救済策を具体的に実現していくための道筋を、早急に明らかにすること。
二、精神障害者の独自の問題として、二〇歳以降に就労していて働いている間に病気になったが、病院に掛からず仕事を辞めた後でやっぱり具合が悪くて初診があり、年金を掛けていなくて年金がもらえない人がとても多いので、その人たちを救うこと。
三、障害者が自立していけるだけの金額を支給すること。
四、障害者基本計画「重点施策実施五か年計画」(新障害者プラン)の中に、障害者の所得保障における重要な柱の一つとして、この課題を位置付け、明文化すること。
五、無年金障害者に対する調査を速やかに行うこと。調査に際しては、私たちの意見を聴くこと。

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