請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 267 件名 だれもが安心して利用できる介護制度の実現に関する請願
要旨  介護保険制度が施行以来五年を経過し、政府は今通常国会に見直し法案を提出した。「利用料が高過ぎてサービスを利用できない」「生活を圧迫する保険料」「三四万人を超える特養ホーム待機者」「身をすり減らして働く介護労働者」など、改善すべき問題は山積している。ところが、見直し案は、介護への国の支出を減らすために、国民の負担を増やし、さらに軽度介護者を介護保険から外そうとしており、ますます高齢者・家族の不安をかき立てている。介護保険制度の改悪をせず、国の責任で高齢者が安心して利用できる介護制度の実現を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国庫負担を大幅に増額して、次の事項を実施すること。
 1 保険料・利用料は支払い能力に応じた負担として、当面減免制度をつくること。
 2 特養老人ホーム、老健施設入所者やショートステイ利用者の部屋代・食費などや、通所サービス利用者の食費の負担を増やさないこと。
 3 要支援、要介護一と認定された人を介護保険から外さないこと。
 4 国と自治体の責任で、在宅・施設共にサービス基盤を急いで整備すること。
 5 ヘルパーなど介護労働者の労働条件・介護報酬を、国の責任で改善すること。

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