請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 19 件名 国による三十人学級の早期実現、私学助成の大幅増額に関する請願
要旨  日本の未来を担う一人一人の子供たちに、確かな学力と成長・発達を保障する教育を実現することは、父母・教職員・国民の心からの願いである。しかし現状は、不登校・いじめ・学級崩壊などが後を絶たず、学力の危機も心配されている。長引く不況は、子供が育つよりどころとしての家庭を直撃し、子供と教育に重大な影響をもたらしている。教育条件を抜本的に改善し、三〇人学級の早期実現など、子供たちに手厚い手立てを採ることは国の責任である。「教育の機会均等」を保障しつつ、教育費無償化への道筋を示すよう求める。
 ついては、憲法・教育基本法に基づいて、すべての子供たちに行き届いた教育を実現するため、次の事項について速やかな実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助制度を堅持し、抜本的に拡充すること。
 1 私立高校生への授業料・入学金補助を実施すること。授業料減免制度を拡充・継続すること。
 2 父母負担の軽減、教育条件改善のため、経常費補助を拡充すること。
 3 私立小・中・高校の老朽校舎建て替え等に対する施設・設備費補助を実施すること。
二、小・中・高校の三○人以下学級を直ちに実現すること。
三、すべての学校の教職員を増やすこと。
四、義務教育費の国庫負担制度を堅持すること。
五、障害児学校建設、障害児学級増設のための予算を大幅に増やすこと。

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