請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 6 件名 すべての子供たちに行き届いた教育を進め、心通う学校をつくることに関する請願
要旨  一人一人の子供が、確かな学力を身に付け、心身共に健やかに成長し、教育基本法の「人格の完成」を目指す教育を実現することが、多くの父母・教職員・国民の願いである。しかし、今、子供たちの犯罪・不登校・学級崩壊など、多くの深刻な教育問題に直面している。こうした教育危機を打開するには、子供たちが学ぶ希望と喜びをはぐくむ学校づくりを目指すと同時に、それを支える教育条件の整備が緊急に求められている。
 ついては、子供を真ん中にした学校づくりのため、次の事項について実現を図られたい。

一、私学助成の国庫補助制度を堅持し、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成を実現すること。また、授業料直接助成、施設助成を実施すること。
二、教育水準の地域格差を生じさせないために、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
三、行き届いた教育のために、国の責任で小中高の三○人以下学級と教職員定数増を行うこと。私学で三○人学級を行うための特別助成を実施すること。
四、行き届いた教育を進めるために、教育予算を増額すること。
五、公立・私立の児童・生徒への就学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを充実すること。教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減する措置を行うこと。
六、障害児学級・学校をなくすのではなく、必要な障害児学級・学校を増設すること。障害児学校の担任を減らすのではなく、通常学級に在籍する障害児等の教育条件を整備すること。

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