請願

 

第162回国会 請願の要旨

新件番号 5 件名 憲法、教育基本法をいかし、すべての子供に行き届いた教育をするための国による三十人学級実現、私学助成大幅増額に関する請願
要旨  学力の低下や高校中退、不登校やいじめ、子供の起こす痛ましい事件など子供を取り巻く状況はますます深刻になり、多くの父母・教師が危機感を持っている。このような中で三〇人学級実現は大きな世論になり、今年度少人数学級を実施した自治体は四二道府県になった。しかし、予算は自治体の負担であるために、国で配置された担任外の教員を担任として活用する自治体が多く、教育の質の低下や教師の一層の多忙化などの問題が指摘されている。長引く不況の中で公立、私立とも教育費の父母負担は限界である。合格しても進学を断念したり、授業料を払えず退学せざるを得ない子供が増えている。教育を受ける権利はすべての子供にある。経済的理由で学業を断念することのないように、教育予算の増額、私学助成の大幅増額を求める。
 ついては、学校が友達や先生と楽しく学び合い、人間形成をしていく場になるよう、次の措置を採られたい。

一、小中学校・高校の三〇人学級を早急に実現すること。
二、私学助成を大幅に拡充すること。
三、すべての学校の教職員を増やすこと。
四、すべての障害児に、発達と障害に応じた教育を保障し、その充実を図ること。
五、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減すること。
六、義務教育費の国庫負担を増額すること。

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