請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 3906 件名 合意による弁護士報酬の敗訴者負担制度の導入反対に関する請願
要旨  今国会に提出されている合意による弁護士費用の敗訴者負担制度は、(一)裁判前の契約(消費者契約・労働契約・下請契約)における敗訴者負担条項を普及させ、同条項により一般市民が裁判を利用することが困難になる(二)損害賠償裁判における弁護士費用の補償を切り下げることになりかねないという重大な弊害がある(三)制度導入の合理的理由が認められない。敗訴者負担反対の国民の声は、一一〇万筆を超えた反対署名と圧倒的多数の反対意見が寄せられた五、〇〇〇件を超えるパブリックコメントに示されている。こうした声を真摯(しんし)に受け止めるならば、敗訴者負担制度導入を取りやめることこそ採るべき正しい選択である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、合意による弁護士報酬の敗訴者負担制度を導入しないこと。

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