新件番号 | 2868 | 件名 | 選択的夫婦別姓の法制化に関する請願 |
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要旨 | 現在の民法では、婚姻届を出そうとすれば、夫か妻のいずれかが改姓するという選択肢しかない。それゆえ、姓を喜んで変えてくれる配偶者を探し出す困難は増している。また、二人とも改姓を嫌うために、婚姻届を出すことを断念している事実婚カップルも増えつつある。これらは、婚姻した女性との間に産まれた子供に対してしか、男親には扶養の義務を課さない法とあいまって、日本における少子化の現象をますます進行させている。現行の民法の婚姻規定に夫婦別姓という選択肢も加えて、夫も妻もそれまでの自分の姓を変えなくても婚姻届が出せるようにすることを求める。姓を使い分けさせて混乱を引き起こす通称使用制度ではなく、単純明快な夫婦別姓の選択も可能にする制度の実現を求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、民法第七五〇条を改正し、通称としてではなく、夫と妻が同姓でも別姓でも選択できる制度を実現すること。 二、別姓夫婦の子供の姓は、出生時に父及び母の協議で選べるようにすること。 |