請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 2746 件名 年金改悪法案を廃案にすることに関する請願
要旨  「国民年金法等の一部を改正する法律案」は、二○一七年まで毎年保険料を引き上げ続ける、国会の審議もなしに自動的に給付を削減する仕組みをつくる、基礎年金の国庫負担二分の一への引上げを先送りするなど、すべての国民にかかわる大改悪の内容である。「地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案」も、厚生年金大改悪の内容をそのまま教職員や地方公務員に押し付けるものである。さらに育児・介護休業手当金の上限を大幅に引き下げるなど、児童育成支援の趣旨に反する重大な問題も持っている。このような改悪がまかり通るならば、日本の景気は果てしない悪循環に陥る。(一)国庫負担を今すぐ二分の一に引き上げる(二)巨額の積立金を計画的に取り崩す(三)雇用を増やして支え手を増やす(四)景気を回復させ滞納者をなくす(五)税金の使い方を見直し国庫負担を増やす、などで保険料を引き上げなくても、消費税を当てにしなくても、年金制度を改善することは可能である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、年金改悪法案を廃案にすること。
二、保険料拠出を必要としない全額国庫負担による最低保障年金制度を創設し、無年金者や低額年金者をなくすこと。
三、次世代育成支援の拡充の趣旨に反する育児・介護休業手当金の上限引下げをしないこと。

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