請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 2471 件名 すべての子供たちへ行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  憲法・教育基本法・子どもの権利条約に沿って、一人一人の子供たちに行き届いた教育を実現することは、子供・父母・教職員を始めとするすべての国民の心からの願いである。多くの県や自治体が独自に予算を組んで実施した少人数学級は三〇都道県に上り、三〇人学級を求める声は広く国民の世論になっている。しかし、実施は一部の学年に限られている。未来に生きる子供たちの成長発達を保障するのは、本来国・県の仕事である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小中高の三○人以下学級を早期に実現すること。複式学級を解消すること。
二、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費二分の一助成、授業料直接助成、施設助成を実現すること。
三、義務教育費の国庫負担金削減を中止し、制度を堅持すること。
四、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減すること。
五、公立・私立の児童・生徒への就学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを充実すること。
六、希望するすべての子供たちに、高校教育を保障すること。
七、障害児に行き届いた教育を保障するために、障害児学級を増設し障害児学校を新設すること。また、通常学級に在籍する障害児の教育条件を整備すること。
八、行き届いた教育を進めるために教職員を増やすこと。
九、学校の施設・設備を改善すること。

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