請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 1657 件名 消費税などの大増税計画をやめることに関する請願
要旨  景気が低迷し、社会不安が増大する中で、老後の生活設計についても、全面的に年金に頼るとする人が増えている。年金への期待が大きくなっているのに、政府は、今後保険料は毎年アップ、給付は毎年ダウンさせる年金改革を計画している。現在、保険料の未納又は滞納している人が三二六万人、未加入者は六三万人おり、いずれも公的年金制度の対象外に置かれている。二○歳代では、半分以上が未納している。これらの人々を含めて、だれもが安心できる年金制度の確立こそが急務である。年金制度の改革に当たっては、負担増と給付削減でなく、国庫負担を増やし、一四九兆円の巨額な年金積立金を活用して制度の安定を図ることが必要である。一九七七年に社会保障制度審議会は、全額国庫負担の「基本年金」の創設を提言している。また国連は、二○○一年、日本政府に対して年金制度に最低年金額を導入することを求めた勧告を行っている。消費税の増税に頼ることなく、無駄な税金の使い方を改め、国庫負担による「最低保障年金」を確立することが必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、消費税などの大増税計画をやめること。

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