請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 1467 件名 借地借家法の改悪反対、定期借家制度の廃止に関する請願
要旨  深刻なデフレ不況の下、リストラ・倒産で失業し、家賃の支払が困難な借家人が急増し、ホームレスに転落する人が後を絶たず、借家の居住はますます不安定になっている。定期借家制度が導入されて五年目を迎えるが、期限が満了すれば借家人は、無条件で借家を明け渡さなければならないという制度の根本的な欠陥によって、民間借家市場では、同制度はほとんど普及していない。政府は、規制改革推進三か年計画において、借家制度について「居住用建物について、普通借家契約から定期借家契約への切替えを認める」「定期借家契約締結の際の書面による説明義務の廃止」「居住用借家の借主からの解約権の廃止」さらに借地借家法第二八条の普通借家契約の正当事由制度の緩和で、貸主からの契約解除を認めやすくする方向を検討しているが、借地借家法の改悪は、借主の居住の安定を奪い、中小業者の営業の基盤を脅かすもので、不況を一段と悪化させる原因にもなる。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、借地借家人の居住と営業の安定を脅かす、正当事由の緩和など借地借家法の改悪はやめること。
二、普通借家契約から定期借家契約への切替えなど制度の見直しは中止し、定期借家制度は廃止すること。

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