請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 1396 件名 イラクへの自衛隊派兵と有事法制の具体化・発動反対に関する請願
要旨  日本を戦争する国へと引き戻そうとする重大な法案が、多くの国民の反対を押し切って強行可決・成立させられた。その一つが、米軍と共に戦争を起こすための備えである有事法制である。政府は、この有事法制を実際に発動するため、「国民保護法案」や「米軍支援法案」などの新しい法案を準備している。また自衛隊法施行令を改定して、医療従事者や輸送業者、建設業者などを強制的に戦争に従事させる仕組みをつくろうとしている。その中では死亡見舞金まで検討されており、正に国民を戦争に動員する体制づくりが着々と進められている。もう一つは、自衛隊をイラクへ派兵するためのイラク特措法である。政府・与党は、既に七、七〇〇人以上のイラク国民を殺りくした米英軍の武力攻撃と軍事占領を正当化し、これを支援し、イラク国民に銃口を向けるため、自衛隊を派兵した。世界に誇れる平和憲法を持つ国の国民として、日本を戦争に巻き込む有事法制の発動とそのための具体化も、自衛隊のイラク派兵も断じて許すことはできない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、有事法制の具体化と発動を行わないこと。
   「国民保護法案」や「米軍支援法案」等諸法案を具体化しないこと。
二、イラク特措法によるイラクへの自衛隊派兵を行わないこと。
   イラク国民に銃口を向ける米英軍事占領支援を行わないこと。

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