請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 1035 件名 憲法違反の自衛隊のイラク派兵反対に関する請願
要旨  小泉内閣は、アメリカに言われるままに、武装した自衛隊をイラクに派兵した。今、イラクでは、無法な戦争に続く、軍事占領への不満と抵抗が高まり、事実上、戦争状態になっている。このような中で自衛隊が派兵されたら、米英軍と共にイラク国民を殺傷し、逆に銃口を向けられることにもなる。自衛隊の派兵を、非戦闘地域に限り、武力の威嚇・行使をしないなどとするイラク派兵法についての政府の説明は、完全に破たんし、人道支援を始め国連中心の復興支援を求める国際社会の声にも背を向けるものである。我が国は、戦争を認めず、軍隊を持たないと定めた日本国憲法を堅持し、平和を守ってきた。昨年三月からのイラク戦争で多くの人が死んだ。これ以上、殺したり殺されたりすることを見過ごせない。また、イラクに自衛隊を送ることは憲法第九条に照らして許されない。今、イラクに必要なのは、自衛隊でなく憲法第九条にのっとって国連中心の復興支援を行うことである。憲法をじゅうりんする自衛隊のイラク派兵には、絶対に反対である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、自衛隊をイラクに派兵しないこと。

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