請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 610 件名 だれもが安心できる年金制度への拡充に関する請願
要旨  長引く不況の下で、病気や老後、失業への不安がますます深刻化している。そのうえ、相次ぐ年金・医療・介護などの切下げと負担増によって、「生活が苦しい」(五一・四%厚労省)という人が増えている。ところが政府は、二〇〇四年に向けて保険料の引上げと給付の一層の切下げの年金改定を計画している。年金は老後の生活保障の柱であり、特に女性は男性より高齢期が長く、年金充実への願いは切実である。政府の進める改定は、無年金者の増加と現役世代の年金不信を高めるだけである。収入にかかわりなく、国民すべてに支給される全額国庫負担による最低保障年金制度の確立を始め、消費税の増税ではなく、無駄な税金の使い方を改め、国庫負担を増額し、だれもが安心できる年金制度の拡充を求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、保険料の引上げや支給額の切下げを行わず、国会決議どおり、基礎年金への国庫負担二分の一への増額を実施すること。
二、全額国庫負担による最低保障年金制度を創設し、低額年金者や無年金者をなくすこと。
三、離婚の際、年金の分割ができ、婚姻期間に応じた厚生老齢年金を妻が受給できるようにすること。

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