請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 329 件名 すべての子供たちに行き届いた教育を進めることに関する請願
要旨  すべての父母・教職員はどの子も豊かに健やかに育ってほしいと願っている。しかし、連続する少年犯罪、学級崩壊、中途退学、不登校など子供たちの現状は深刻である。子供たちの課題にこたえるためには、教職員を増やし、学級規模を縮小して子供たち一人一人を大切にする行き届いた教育の保障が必要である。国の責任で三〇人以下学級を、の声は自治体関係者を含めて国民世論である。また教育費の父母負担も多くなっており、教育予算の大幅な増額は切実な願いである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小・中・高等学校の三〇人以下学級を早期に実現すること。複式学級を解消すること。
二、義務教育費の国庫負担金削減を中止し、制度を堅持すること。
三、行き届いた教育を進めるために教職員を増やすこと。
四、障害児に行き届いた教育を保障するために、障害児学級を増設し、障害児学校を新設すること。また通常学級に在籍する障害児の教育条件を整備すること。
五、公立・私立の児童・生徒への就学援助・授業料減免制度、奨学金制度などを充実すること。
六、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減すること。
七、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に経常費二分の一助成、授業料直接助成、施設助成を実現すること。
八、希望するすべての子供たちに、高校教育を保障すること。
九、学校の施設・設備を改善すること。

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