請願

 

第159回国会 請願の要旨

新件番号 3 件名 すべての子供たちに行き届いた教育を進め、心通う学校をつくることに関する請願
要旨  子供たちが豊かな人格としっかりとした学力を身に付けるためにも、三〇人学級の実現が求められている。全国一、八二三自治体で三〇人学級を求める請願等が採択された。また、廃校ではなく、三〇人学級の実現で高校を存続させようという声が、各地で広がっている。長期化する不況の中で、経済的理由による高等学校の中途退学、進路変更を余儀なくされる生徒が増加している。父母負担の軽減は、切実な願いである。
 ついては、教育を大切にしてほしいという国民の願いをしっかりと受け止め、文教予算を抑制・削減することなく、大幅に増額することを基本に、次の事項について実現を図られたい。

一、国の責任で小中高の三〇人以下学級を早期に実現すること。複式学級を解消すること。
二、私学助成の国庫補助制度を守り、私学助成を大幅に増額すること。特に、経常費二分の一助成、授業料直接助成・施設助成を実現すること。
三、義務教育費の国庫負担金削減を中止し、制度を堅持すること。
四、教育費減税を始め、教育費の父母負担を軽減すること。
五、公立・私立の児童・生徒への就学援助、授業料減免制度、奨学金制度などを充実すること。
六、希望するすべての子供たちに高校教育を保障すること。
七、障害児に行き届いた教育を保障するために、障害児学級を増設し障害児学校を新設すること。また、通常学級に在籍する障害児の教育条件を整備すること。
八、行き届いた教育を進めるために教職員を増やすこと。
九、学校の施設・設備を改善すること。

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