請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3443 件名 国による乳幼児医療費無料制度の創設に関する請願
要旨  今、一人の女性が生涯に産む子供の数は平均一・三三人で、戦後最低になっている。少子化の背景の一つには子育てにお金が掛かることがある。若い世代は収入が低く、長引く不況と不安定な雇用の下で医療費は大きな負担である。乳幼児医療費への助成は、子育て支援の重要な施策の一つとなっている。二〇〇〇年四月、すべての自治体で助成が行われるようになった。しかし、就学前まで完全無料の県がある一方で、ゼロ歳のみの県があるなど、自治体によって対象年齢や条件には大きな格差がある。この数年間に四割を超える地方議会で国の制度創設を求める意見書が採択されるなど、制度創設を望む声は高まっている。また、議員立法での実現を求める運動を進める中で賛同する国会議員は一〇〇人を超えている。
 ついては、どの子も安心して病院に掛かれるよう、次の事項について実現を図られたい。

一、就学前までの乳幼児医療費無料制度を早期に国で実現すること。

一覧に戻る