請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3412 件名 労働時間の男女共通の法的規制とパート労働法の抜本的改正等に関する請願
要旨  今、不況による倒産やリストラに直面し、暮らしが脅かされている。そのうえ、女性は時間外・深夜労働の規制を取り払う労働基準法の改悪で、働く条件を切り下げられ、パート・派遣など不安定雇用へと追いやられている。フランスなどヨーロッパでは、不況の下で賃下げなしの三五時間労働へ進んでおり、過労死やサービス残業が横行する日本の異常さが際立っている。調査では、パート労働者が安い賃金で一時金や社会保険もないなど無権利のまま働かされている実態が浮き彫りになった。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、時間外・休日・深夜労働の男女共通の法的規制を行うこと。
二、時間外労働の上限を一日二時間、週五時間、年間一五〇時間以内にし、時間外・休日・深夜労働については本人同意を原則にすること。
三、パート労働者の労働条件を正規労働者の待遇と平等にし、事業主責任を明確にするなど「パート労働法」を抜本的に改正すること。

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