請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3104 件名 遺族年金の併給に関する請願
要旨  配偶者の死亡に遭遇した共働きの女性は、悲しみと遺族年金の切捨てというダブルパンチを受けた。また、ノイローゼにまで追い込まれた人もいた。これは家事・育児・老親の世話をしながら長年働き続け、高い掛金を掛け続けてきた女性を無視するも同然である。平成六年の年金法改正に伴い、併給第三の選択が特設され、若干の不合理是正にはなったが、共働きの遺族(その多くは女性)の労力への見返りはまだ少ない。切捨て主義を改め、人道的是正措置を早急に求める。また、共働きか否かにかかわらず働く者の権利を尊重し、若者には働く意欲と老後には働きがい(働いただけ報われる)を実感できる社会となるよう、苦労に公平に報いる年金制度の改正のため、取り組むことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、将来の共働きに対する遺族年金併給のビジョンとして、自己の年金の全額と遺族年金の二分の一〜三分の一の併給型とすること。又は遺族年金全額と自己の二分の一〜三分の一の選択もできるようにすること。配偶者の死亡年度(昭和六十一年度以前以後)にかかわらず認めること。

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