請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 3097 件名 退職共済年金受給者に対する併給等に関する請願
要旨  配偶者の死亡に遭遇した共働きの女性は、悲しみと遺族年金の切捨てというダブルパンチを受けた。また、ノイローゼにまで追い込まれた人もいた。これは家事・育児・老親の世話をしながら長年働き続け、高い掛金を掛け続けてきた女性を無視するも同然である。平成六年の年金法改正に伴い、併給第三の選択が特設され、若干の不合理是正にはなったが、共働きの遺族(その多くは女性)の労力への見返りはまだ少ない。切捨て主義を改め、人道的是正措置を早急に求める。また、共働きか否かにかかわらず働く者の権利を尊重し、若者には働く意欲と老後には働きがい(働いただけ報われる)を実感できる社会となるよう、苦労に公平に報いる年金制度の改正のため、取り組むことを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、併給第三の選択によっても恩恵を得られず自己の退職共済年金だけを受給している遺族に対し、一定額(配偶者の勤続年数に比例した額)を上乗せして支給すること。配偶者が昭和六十一年以前に死亡した場合でも併給又は一定額の上乗せを認めること。

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