請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 2280 件名 自立援助ホームの拡充、整備に関する請願
要旨  次の事項について実現を図られたい。

一、自立援助ホームを児童虐待防止法の中に位置付けること。
  愛情を受けることができなかった子、深く傷ついた子は、その心身の回復に時間が掛かるものだが、一五・一八歳で就職し、自立することを強いられているのが現状である。しかし、本来は長期にわたり安心を得ることや愛されることが必要であり、せめて大学卒業程度の年齢(二二〜二三歳)まで受け入れられる施設として認めること。現行児童福祉法では一八歳までで切られており、そこには限界があり、児童虐待防止法改正時には児童虐待防止法の中に新たに位置付けること。
二、職員配置、補助金等をせめて小規模児童養護施設並みに引き上げること。
  一人でも反社会的人間をつくらないためにも、虐待の連鎖を防ぐためにも起居を共にしている以上相談事業としてではなく新しい一形態の施設としてとらえること。これらの青少年たちとの起居を共にした対応は困難であり、職員一人で対応することなど不可能である。子供との対応以上にホーム運営に苦慮している現状を見るとき、せめて小規模児童養護施設並み(現行・定員六名で事務費として二、〇〇〇万円が支払われている)に引き上げること。

一覧に戻る