請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 1732 件名 医療改悪の実施及び社会保障の改悪反対、その充実に関する請願
要旨  小泉内閣と与党三党は、一兆五千億円もの医療費負担増を伴う健康保険改悪法を、世論調査でも六割以上が反対し、三、〇〇〇万筆にも及ぶ改悪反対署名が国会に届けられたにもかかわらず、こうした国民の切実な声を無視し、強引に成立させた。二〇〇二年一〇月には高齢者の窓口一割負担の実施、二〇〇三年四月にはサラリーマンの窓口三割負担が実施された。そのうえ、医療だけでなく、年金の給付削減につながる物価スライドの凍結を解除し、介護保険料・利用料の引上げも同様に四月に実施した。こうした国民生活に直接かかわる改悪を次々と行い、二〇〇三年度予算では社会保障費を二、二〇〇億円もカットした。不況のときこそ国の負担を増やして、社会保障制度を拡充すべきである。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、健康保険本人負担を三割から二割に戻すこと。高齢者の窓口負担増、保険料を改悪前に戻すこと。
二、介護保険料を引き下げること。
三、国民健康保険料・税を引き下げ、保険証の取上げをやめること。

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