請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 957 件名 健保本人三割負担などの凍結に関する請願
要旨  昨年の通常国会において医療改革法案が成立し、昨年一〇月から老人医療における一部負担が定率一割となるなど、高齢者の医療費負担が大幅に引き上げられた。大幅負担増の影響で受診抑制も拡大し、看過できない深刻な状況となっている。さらに、今年四月からの健康保険本人三割負担が実施されれば、現役労働者も含め、極めて深刻な事態が拡大することは必至である。社会保障制度の根幹を成す医療制度の後退は、国民生活に多大なダメージを与えるとともに、今日の経済状況の下で、暮らしの将来不安を拡大するものにほかならない。二月に野党四党共同で「健康保険法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案」が国会に提出された。加えて日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会・日本看護協会を始め、多くの団体・個人が健保本人三割負担の四月実施凍結を求めている。
 ついては、今日の国民生活実態を踏まえ、景気回復、生活不安解消のためにも社会保障の拡充に向け、次の事項について実現を図られたい。

一、直面する四月からの健保本人三割負担実施を凍結すること。

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