請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 390 件名 政府の公務員制度改革大綱の撤回と公正・透明な公務員制度改革の実現に関する請願
要旨  「公務員制度改革大綱」の撤回と、公務員の労働基本権を確立し、透明で民主的な公務員制度改革を実現することを求める。「大綱」は、公務員の労働基本権を引き続き制限したまま、使用者の人事管理権限のみを強めようとしている。マスコミや各界有識者から厳しく批判されているように、キャリア官僚制度を温存し、天下りを自由化するなど国民が求めている改革に逆行している。国の基本的枠組みである公務員制度の改革は、広く国民的な議論と英知を結集し、合意に基づいて進められなければならない。一部政治家と官僚によって密室で行われるとすれば言語道断である。「大綱」は国際労働基準に違反しているとして、国際労働組合組織と共同でILO(国際労働機関)に提訴している。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「大綱」を撤回し、国民と労働組合が参加した公正・透明な公務員制度への改革を行うこと。
二、キャリア官僚制度の廃止、政・官・業癒着を助長させる天下りの全面的な禁止を行うこと。
三、公務員の労働基本権の保障と、対等・平等な労使関係制度の確立を行うこと。

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