請願

 

第156回国会 請願の要旨

新件番号 323 件名 これ以上被ばく者を出さないための脱原発に関する請願
要旨  東海村事故や浜岡原発の事故は、我が国の原子力政策が、人々の安全・保護を前提としないものであることを露呈させた。国は、これまでの無責任極まりない原子力推進の政策を深く反省するとともに、次の世代に放射線被ばくの危機や核のごみのつけを負わせることのないよう、早急に脱原発に向けての取組を始めるべきである。
 ついては、原発強行推進をやめ、脱原発へ政策を大転換するため、次の措置を採られたい。

一、東海村「安全宣言」を撤回し、事故と被ばくに関する国の責任を認め、被害者への救済措置をその責任において国が行うこと。
二、プルトニウムを既存の原発で利用する危険極まりないプルサーマル計画と「もんじゅ」の再開を即時中止すること。
三、原発の新規増設・老朽炉の延命をさせないこと。
四、青森県六ヶ所村への核のごみ搬入をやめること。
五、使用済み核燃料の再処理計画を中止すること。
六、原発を廃止し、エネルギー過剰消費社会の見直しを図るとともに、これまで原発関連に充ててきた研究費を、環境に負荷を与えないエネルギー開発の研究のために使うこと。

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