請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 909 件名 国内で未承認の医薬品に係る保険給付に関する請願
要旨  国民が安心して最良の医療を受けられるように、国でも医療の改革を積極的に推進する姿勢が明確に打ち出され、国民も期待を持って見守っている。しかし、世界的な標準治療に使われる薬が我が国で認められていないなど問題も多く残っている。例えば海外で承認され、国内で未承認の薬を使った場合、検査費用・治療費なども含め全額に保険給付が認められていないため、すべて実費となっている。薬以外の費用について保険給付が認められるようになると、輸入した薬代のみ実費であるので、最新の治療法を安く試す機会が増える。坂口厚労相が衆院厚生労働委員会での質疑において「日本で認められていない薬を購入して(それを使うと)、すべての医療行為が保険の適用にならないのはひど過ぎる。至急、認められるようにしたい。」旨答弁した。最良で最新の治療を速やかに役立て、国民の健康を向上させることは、人的・経済的にも我が国にとって極めて重要である。
 ついては、患者と国家にとってメリットとなる国内で未承認の医薬品に係る保険給付の在り方について検討し、速やかに結論を出されたい。

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