請願

 

第155回国会 請願の要旨

新件番号 61 件名 肢体障害者が地域で一市民として生活するための交通権の総合的保障の確立に関する請願
要旨  交通バリアフリー法が二〇〇〇年一一月一五日に施行され、障害者は一日も早くこの法律に基づいて、いつでも・どこでも・どこへでも安全に安心して自由に移動できる交通機関やまちづくりが進むことを願っている。また、この法に基づく基本構想を各区市町村が早期に策定し、既存の施設についても早急に改善されることを切望している。転落事故で命を失う痛ましい事故を防ぎ、交通機関を安全に利用するために、設備の整備・駅要員の配置など欠かせない重要なものと考える。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、すべての駅や交通機関について法の見直しを早期にし、バリアフリー化を一層進めること。
二、交通機関を安全に利用するための駅施設の整備・車両とホーム段差や隙間(すきま)解消・駅員の適正な配置等の対策を講ずること。
三、特急料金の割引を制度化すること。
四、運賃割引の一〇〇キロ制限を撤廃すること。
五、路線バス(公営・民間)に、ノンステップバス等を積極的に導入できるよう指導を強め、補助金を増額すること。
六、空港施設内に障害者用駐車場を設け、料金の割引もすること。

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