請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 4502 件名 非核三原則の法制化、核兵器廃絶のための国際協議の開始等に関する請願
要旨  二○○○年(平成十二年)に行われた核不拡散条約(NPT)再検討会議において、核保有国や我が国を含む世界の百八十七か国が核兵器廃絶の達成について合意した。しかし、アメリカはこの合意を守らないばかりか、核実験禁止条約をつぶそうとしている上、小型核兵器の開発を推進し、新たな戦争を引き起こそうとしている。一方、我が国の政府は国連総会において核兵器廃絶のための交渉開始を求める決議を再度棄権しており、核実験禁止条約についても要求を弱めている。我が国に核兵器を持ち込む「日米核密約」があるともいわれている中で、我が国が核戦争の足場とされかねない。このため、自主性のない危険な外交を根本的に転換すべきである。
 ついては、核兵器の脅威をなくすため、次の事項について実現を図られたい。

一、寄港や通過を含め、我が国への核兵器の持込みを一切認めないことを宣言するとともに、アメリカなどの核保有国に通告すること。核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず、の非核三原則を厳守し、法制化すること。
二、核兵器廃絶を遠い将来の課題として先送りする態度を改め、核兵器廃絶のための国際協議の開始を提唱し、その実現に向けて努力すること。

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