請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 3701 件名 児童扶養手当の削減反対に関する請願
要旨  母子家庭の子育てを援助する児童扶養手当が削減されようとしているが、その内容は年収百三十万円以上を対象として収入が一万円増えるごとに手当を年額二千円削減するものである。また、支給対象者については年収の上限が三百六十五万円まで引き上げられるものの、例えば、年収二百十万円の場合、月額一万三千円以上の減額となる。しかもこの引上げは平成十年に四百七万八千円であった年収の上限を三百万円に切り下げた措置を部分的に改善するだけのものである。さらに、支給期間を五年間に限ることも検討されており、これでは、高校入学など子供に費用が掛かる時期に支給が打ち切られる家庭も多くなり、母子家庭にとっては死活問題となりかねない。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、児童扶養手当を切り下げずに、充実させること。
二、支給の年収の上限を平成十年の改定前に戻すこと。
三、五年間で支給停止にしないこと。
四、養育費の収入への算入は、養育費の徴収の確保が法的に実行されてから実施すること。

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