請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 2385 件名 教育基本法の精神に基づく教育施策の推進に関する請願
要旨  昨年十一月、文部科学大臣は中央教育審議会に対し、教育基本法の見直しについて諮問した。しかし、子供が学習でつまずいたり、様々な問題を起こすのは教育基本法に問題があるからではなく、平和で民主的な国をつくることを定めた憲法と、その理想を実現するために教育の目的及び方針を定めた教育基本法の精神が、学校教育や社会にいかされてこなかったことに原因がある。教育基本法や「子どもの権利条約」を基に、すべての子供に対し教育を受ける権利を保障するとともに、安心して学校に通い、のびのびと勉強し、個性を発揮することができるよう、授業料など教育費負担の軽減や少人数学級の実施などの推進が求められている。このため、教育基本法をいかし、教育予算を増額するとともに、教職員や父母を始めとする国民が協力して、より良い学校をつくることが必要である。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、子供を始めとする国民の声を尊重し、教育基本法の見直しを中止するとともに、教育基本法を学校や社会にいかすための施策を講ずること。

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