請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 2092 件名 出資法の上限金利の引下げ等に関する請願
要旨  今日、経済的理由による自殺者や個人破産申立件数が増加している上、潜在的多重債務者も百五十万人に及ぶといわれるなど、深刻な多重債務問題が指摘されている。また、商工ローンによる被害が多発しており、銀行に融資を断られた中小零細事業者は苦しんでいる。このような多重債務問題の原因は我が国の不十分な金利規制にある。商工ローン問題を契機として、「出資法」(出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律)の上限金利が二十九・二%に引き下げられたものの、十分とはいえない。速やかに「出資法」の上限金利を利息制限法の制限金利である年利十五〜二十%まで引き下げるとともに、現行の利息制限法の制限金利についても引き下げる必要がある。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、速やかに「出資法」の上限金利を利息制限法の制限金利まで引き下げるとともに、利息制限法の制限金利についても引下げを検討すること。

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