請願

 

第154回国会 請願の要旨

新件番号 1464 件名 障害者の介護保険制度等の利用の際における親・家族からの利用料徴収の撤廃に関する請願
要旨  「アジア太平洋障害者の十年」に合わせて、政府は障害者基本法の改正を始めとした関係法の制定及び制度の改定並びに「障害者プラン」の策定など、これまでにない施策を推進してきた。しかし、実施から一年以上が経過した介護保険制度は、わずかな年金からも保険料が徴収され、要介護と認定されなければ保険料を支払っていてもサービスを受けられない。そのうえ、サービスの利用に当たっては、利用料の一割を負担する必要があり、また認定以上のサービスが必要な場合は全額を自己負担しなければならないなど、障害者及びその家族はこれまで以上の負担を強いられている。取り分け、障害者本人が利用するサービスであるにもかかわらず、本人だけでなく親・家族からも利用料を徴収することは、自立を目指す障害者の人権を侵害しているとともに、親・家族の生活をも圧迫している。
 ついては、次の事項について早急に実現を図られたい。

一、障害者の制度利用における親・家族からの利用料の徴収は、自立を目指す障害者の人権を侵害するものであるため、早急に中止すること。

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