新件番号 | 176 | 件名 | 介護保険及び国民健康保険の改善並びに医療保険の改悪反対に関する請願 |
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要旨 | 介護保険制度が実施され、六十五歳以上の者に対する介護保険料の徴収も開始されたが、高齢者にとって保険料及び利用料は重い負担となっている。このため、住民税を課税されていない者や生活保護基準を下回る世帯などの低所得者及び障害者に対しては保険料及び利用料の免除が、所得税を課税されていない者に対しては減額がそれぞれ求められている。また、政府は七十歳以上の高齢者に対する医療費の引上げ、七十歳以下の者に対する高額療養費の負担限度額の引上げ、入院給食費の引上げなどを行っている。さらに、国民健康保険料・税の滞納が生じる最大の原因は国民健康保険に対する国の負担割合の引下げにあるにもかかわらず、政府は、保険料・税を一年間滞納した者から保険証を取り上げ、一年半滞納した者に対しては医療の給付を差し止めることとしている。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、国の責任により、低所得者に対する介護保険料及び利用料を減額又は免除する制度を早急に創設すること。 二、高齢者の患者負担増及び医療保険の抜本的な改悪を行わないこと。 三、国の負担を元に戻すことにより、国民健康保険料・税を引き下げるとともに、保険証の取上げなどを行わないこと。 |