請願

 

第154回国会 請願の内閣処理経過

件名 脊髄神経治療の研究開発促進に関する請願
新件番号 2517 所管省庁 厚生労働省 内閣処理経過受領年月日 H14.11.27
処理要領 一 脊髄神経治療の研究開発については、精神・神経疾患研究委託費により、国立精神・神経センターにおいて、平成十二年度から「中枢神経系の修復機能の解明と治療応用に関する開発的研究」を、平成十三年度から「中枢性神経疾患のリハビリテーション機器の臨床応用に関する研究」を実施しているところである。
 また、厚生労働科学研究費補助金によるこころの健康科学研究事業において、平成十二年度から「中枢神経損傷後の機能回復機構の解明、治療法の開発研究」、「脳・脊髄損傷の再生的治療法の開発研究」等に対し継続して助成しているところである。
 さらに、神経を中心とした再生医療技術の研究開発については、厚生労働科学研究費補助金によるヒトゲノム・再生医療研究事業において、平成十二年度から「神経幹細胞を用いた神経変成疾患の治療に関する研究」に対し継続して助成しているところである。
二 脊髄神経治療の研究については、精神・神経疾患研究委託費として、国立精神・神経センターにおいて「中枢神経系の修復機能の解明と治療応用に関する開発的研究」を行う研究班に対して平成十二年度及び平成十三年度に合計四千万円を、「中枢性神経疾患のリハビリテーション機器の臨床応用に関する研究」を行う研究班に対して平成十三年度に一千万円を交付しているところである。
 また、厚生労働科学研究費補助金によるこころの健康科学研究事業において、「中枢神経損傷後の機能回復機構の解明、治療法の開発研究」に対し平成十二年度及び平成十三年度に合計六千万円を、「脳・脊髄損傷の再生的治療法の開発研究」に対し平成十二年度及び平成十三年度に合計三千六百万円を助成しているところである。
 さらに、神経を中心とした再生医療技術の研究については、厚生労働科学研究費補助金によるヒトゲノム・再生医療研究事業において、「神経幹細胞を用いた神経変成疾患の治療に関する研究」に対し平成十二年度及び平成十三年度に合計一億九千五百万円を助成しているところである。
 なお、これらの研究については、平成十四年度においても継続して助成を行う予定である。
三 脊髄神経治療の研究については、平成十二年度から厚生労働科学研究費補助金により「再生医療に関する研究」を、平成十三年度から精神・神経疾患研究委託費により「中枢性神経疾患のリハビリテーション機器の臨床応用に関する研究」を開始したところである。
 また、脊髄損傷による肢体不自由の障害者に対する生活支援についての研究は、厚生労働科学研究費補助金による障害保健福祉総合研究事業において取り組むこととしている。
 脊髄神経治療と社会復帰の双方を視野に入れた研究については、既にその一部を実施しているところであるが、今後、再生医療等の技術が確立された段階において、更に充実させていく必要があると考えている。

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