請願

 

第153回国会 請願の要旨

新件番号 1145 件名 戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案の早期成立に関する請願
要旨  国会において「慰安婦」問題が取り上げられてから既に十年が経過し、元「慰安婦」を始めとした第二次世界大戦の被害者は毎月一%ずつ死亡しているといわれている。このような中、我が国は「慰安婦」問題について、国際機関から繰り返し勧告・指摘を受けており、平成十年四月には山口地裁下関支部において速やかな立法措置を求める判決も出されている。一方、ドイツでは強制連行・労働補償基金が発足し、オーストリアにおいても同種の基金が設立されている。しかし、我が国の対応は大きく遅れており、国会においてこの問題を検討し、問題解決に向けて真摯(しんし)に取り組む必要がある。このため、今年十一月に提出された「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を速やかに審議するとともに、被害者や関係者の声に十分耳を傾け、早期に問題解決を図るよう求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」の早期成立により、「慰安婦」問題を解決すること。

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