請願

 

第153回国会 請願の要旨

新件番号 975 件名 国立病院及び療養所における看護職員の増員等に関する請願
要旨  国立病院及び療養所における看護婦の配置は他の公的病院に比べ非常に少なく、夜間は約五十人の患者に対し看護婦二人の看護体制となっている。そのため容体が急変した患者が出た場合は、もう一人の看護婦が数十人の患者に対応することになり、患者の安全が脅かされる状態となっている。相次ぐ医療事故の背景にはこうした深刻な看護婦不足がある。一方、他の公的病院の多くは医療の複雑化・高度化に対応するため、三人以上の夜勤体制を採っている。
 ついては、医療事故を防止し安全で行き届いた医療・看護を行うため、次の措置を採られたい。

一、医療の複雑化・高度化に対応できるよう、国立病院及び療養所における看護職員の増員を図ること。
二、国立病院及び療養所の夜勤体制を他の公的病院並みの三人以上に強化すること。
三、看護婦一人当たりの夜勤回数を月八回以内とすること。

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