請願

 

第153回国会 請願の要旨

新件番号 780 件名 介護保険制度の改善及び医療費負担増の中止に関する請願
要旨  介護保険制度には、利用料や保険料が払えない、必要なサービスを受けられない、ヘルパーが移動するための交通費が支払われないなど、依然として実態に合わない矛盾や問題点が多く、制度の改善は急務となっている。中でも女性は高齢期が長く、わずかな年金で暮らしている者もいることから、制度の改善を求める女性の声は取り分け切実である。また、政府は医療制度改革として老人医療費の上限を設定し、その枠内に医療費を抑制することにより、国民の負担を増やそうとしている。
 ついては、だれもが安心して活用できる介護保険制度と医療制度にするため、次の事項について実現を図られたい。

一、低所得者に対する介護保険料及び利用料を減額又は免除すること。
二、身体介護と家事援助を区別せず、賃金・労働条件の最低基準を設定することにより、介護ヘルパーの労働条件を改善すること。
三、高齢者の医療費について更なる負担増を行わないこと。サラリーマン健保本人の負担を現行の二割から三割へ引き上げないこと。

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