請願

 

第153回国会 請願の要旨

新件番号 429 件名 原発推進から脱原発への政策転換に関する請願
要旨  株式会社ジェー・シー・オー東海事業所における臨界事故により、我が国の原子力政策は国民の安全・保護を前提としていないことが明らかとなった。国はこれまでの原子力推進政策を反省するとともに、次世代の人々に放射線被曝(ひばく)の危険や核のごみの負担を負わせることのないよう、「脱原発」に向けての取組を早急に始めるべきである。
 ついては、原子力発電の強行的な推進をやめ、世界の流れに沿って「脱原発」へ政策を大転換するため、次の事項について実現を図られたい。

一、東海村の「安全宣言」を撤回し、事故及び被曝に対する国の責任を認めるとともに、被害者に対する救済措置を国の責任により講ずること。
二、既存の原子力発電所においてプルトニウムを利用する危険極まりないプルサーマル計画を即時中止すること。
三、原子力発電所の新規増設及び老朽炉の延命をやめること。
四、青森県六ヶ所村への核のごみの搬入をやめること。
五、使用済み核燃料の再処理計画を中止すること。
六、コスト最優先・安全無視の原子力発電を中止し、電力の過剰消費社会を見直すとともに、原子力発電関係の研究費については、環境に負荷を与えないエネルギー開発の関係分野へと変更し、これを拡充すること。

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