新件番号 | 56 | 件名 | 介護保険、医療保険及び年金制度の緊急な改善に関する請願 |
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要旨 | 介護保険制度が開始され、六十五歳以上の者に対する介護保険料の徴収も開始されたが、今年十月からは、この保険料がそれまでの二倍に引き上げられている。また、政府は高齢者に対する保険料の徴収などの医療保険の改悪を行おうとしている。 ついては、暮らしと社会保障を拡充するため、国庫負担の増額を基本として次の事項について実現を図られたい。 一、いつでもどこでもだれもが安心して介護サービスを受けられるよう、緊急に次の改善を行うこと。 1 低所得者などに対する保険料及び利用料を免除又は軽減すること。 2 国及び自治体の責任により施設やホームヘルパーなどを早急に増やすこと。 二、医療保険に対する国庫負担を増額し、これ以上医療負担を引き上げないこと。 1 高齢者の医療費負担を二〜三倍に引き上げないこと。 2 健保本人の三割負担、大病院通院においては五割負担の計画を中止すること。 3 差額ベッドなどの保険外負担を拡大しないこと。 三、年金制度を緊急に改善すること。 1 直ちに国民年金(基礎年金)の国庫負担を三分の一から二分の一に増額するとともに、無年金者や低額年金者を解消する措置を講ずること。 |